2018年から「ひかりTV for NURO光」がスタートしました。「ひかりTV for NURO光」は、地デジ・BS・CSを視聴できる唯一のテレビサービスです。
- 「ひかりTV for NURO光」を使うとなにができるの?逆にデメリットはある?
- 地デジアンテナを建てるのとどちらがいい?
- 「ひかりTV for NURO光」が必要な人・不要な人は?
そんなギモンにお答えします。
そもそもひかりTVとは?
ひかりTVは株式会社NTTぷららが提供しているテレビサービスです。地デジ・BSに加えて、合計80ch以上の専門チャンネルと76,000本以上のビデオオンデマンドを観ることができます。
フレッツ光と光コラボ各社(ドコモ光やソフトバンク光など)とすでに提携していましたが、今回新しくNURO光との提携が始まった形です。
「ひかりTV for NURO」のサービス概要
関東エリアのみでの提供
今のところ関西・東海エリアで「ひかりTV for NURO」を利用することはできません。
■参考:NURO光関西でテレビを観る方法
料金プラン
- お値うちプラン:専門チャンネルとビデオオンデマンドの両方付き
- テレビおすすめプラン:専門チャンネルだけ
- ビデオざんまいプラン:ビデオオンデマンドだけ
地デジ放送とBS放送はすべてのプランで視聴可能です。わかりやすいですね!
※他の回線で利用するひかりTVと比較しても、料金プランや視聴できるサービスは変わりません。
「ひかりTV for NURO」のなにが画期的というとですね。
簡単に地デジ・BS放送を視聴できるようになった!
これまでNURO光を使っている自宅でテレビを視聴する方法は2つでした。
- テレビアンテナを設置する
- 他社のケーブルテレビを契約する
マンションならいいのですが、戸建て住宅だとアンテナがなければ地デジすら観れません。
アンテナを立てたくないならケーブルテレビを契約することになります。でも「別途ケーブルテレビを契約するのってなんだかムダだな〜」と思っていた方、多かったんですよね。実際料金が5,000円程度かかりますし。
そこで登場したのが「ひかりTV for NURO光」です。
「ひかりTV for NURO」の5大メリット
1. アンテナを立てなくても地デジ放送を視聴できる
テレビアンテナを立てるためにはアンテナ購入費や工事費として4万〜8万円程度の初期費用が必要です。(主に戸建て。マンションはほぼ最初から設置されています。)
「ひかりTV for NURO」なら初期費用はかからず月額1,500円。工事の手間もなく、地デジ・BS放送を視聴できるようになりました。
2. BS放送も視聴できる
BS放送を観たいのであれば、BSアンテナの設置が必要です。戸建て・マンション問わず、BSアンテナは自分で購入する必要があります。
もしくは、BSアンテナを設置する費用と手間がいやなら、J:COMなどのケーブルテレビを契約して視聴します。
でもすでにNURO光を契約しているのに、さらに別サービスを契約するのって面倒ですし、お金がかかるんですよね。
「ひかりTV for NURO」なら契約数を増やさず、月額1,500円でBS放送も地デジも観ることができます。
3. 地デジ・BS以外にビデオオンデマンドを視聴できる
(合計76,000本以上)
ひかりTVのビデオオンデマンドとは、映画・ドラマ・アニメなどが観放題になるサービスです。最近流行りのHuluやNetflixのようなものです。
配信作品はサービスによって異なりますが、ひかりTVも76,000本以上と充実度はなかなかです。
また、シネフィルWowow、FOX、ディズニー・チャンネルなどの専門チャンネルも観放題にすることができます。
ビデオオンデマンドか専門チャンネルどちらかであれば月額1,500円。両方観たいなら月額2,500円になります。
4. スマホやパソコンでもテレビを視聴できる
「ひかりTVどこでも」アプリをダウンロードすることで、スマホからのひかりTV視聴ができます。
ひかりTVどこでも
- 追加料金無し
- ビデオ(映画・ドラマ・アニメなど)を視聴可能
- 地デジ番組も視聴可能だが、DLNA対応のNASを購入する必要あり
NASの用意が必要なので、出先で視聴できる番組はビデオのみになりそうです。
しかし、家の中であれば、テレビやスマホ、タブレットなど複数の機器で地デジを含めたテレビ番組を楽しめます。
チャンネル争いがなくなるのはありがたいですね。
5. 契約を増やさなくていいので楽!
NURO光に契約を一本化できることもメリットです。
地デジ・BS・ビデオオンデマンド・専門チャンネル、と観たい番組が増えるほど、契約するサービス数が増えがちです。
- ネット回線にはNURO光を、
- 地デジ&BSにはJ:COMケーブルテレビを、
- ビデオオンデマンドにはHuluを、、
などと契約サービスを増やしては請求書が増えてストレスになりますよね。当然お金も余計にかかります。
「月額1,500円でスッキリ観たいものを全部観られるようになる」
この簡単さが「ひかりTV for NURO」のメリットではないでしょうか。
「ひかりTV for NURO」の2つのデメリット
「ひかりTV for NURO」のデメリットについて解説します。
1. 関西・東海エリアでは利用できない
現在は関東エリアのみ対応しています。関西・東海エリアでは利用できません。
2. 長期で使うと費用がかさむ
アンテナ設置は初期費用だけですみます。しかし「ひかりTV for NURO」は毎月1,500円の料金がかかります。
- 2年間:1,500円×24ヶ月=36,000円
- 3年間:1,500円×36ヶ月=54,000円
3年以上契約するのであれば、アンテナを設置したほうが安くなりそうですね。
ただ、上記は地デジのアンテナのみの話です。BS放送には別のアンテナ設置費用が必要になります。
「ひかりTV for NURO」がおすすめな人とそうでない人
要するに、「ひかりTV for NURO」を契約すると、
- 地デジ
- BS放送
に加えて、ビデオオンデマンド(76,000本〜)と専門チャンネル(80ch〜)を視聴できます。
ビデオオンデマンドと専門チャンネル、どちらか片方でいいなら月額1,500円。両方必要であれば月額2,500円となります。
ではどういう人におすすめかというと…
おすすめな人
- 地デジアンテナの設置をしたくないけど、地デジ・BS・ビデオオンデマンド・専門チャンネルを観たい
- 地デジアンテナを設置済みだけど、BS・ビデオオンデマンド・専門チャンネルを観たい
逆におすすめできないのはどういう人かというと…
おすすめできない人
- 地デジアンテナを設置済みで、地デジ放送だけ観られれば十分
- 地デジアンテナをまだ設置していない。4万〜8万円程度の初期費用をかけて、3年後以降は安く済ませたい。(地デジ放送だけでOK)
ビデオオンデマンドはHuluなど他のサービスを利用する、という方も当てはまりますね。
アンテナ設置費はキャッシュバックを充当するという考え方
NURO光を契約すると、今ならキャンペーンにより35,000円のキャッシュバックを4ヶ月後にもらうことができます。
このキャッシュバック額をアンテナ設置費に充てることで、実質ほぼ無料でアンテナを設置することができます。
ケーススタディ:フレッツ光からの乗り換えでテレビを視聴するには
(1)アンテナを設置してテレビを視聴している場合
アンテナを設置してテレビを見ている場合には、NTTのフレッツ光よりNURO光に変更しても従来と変りなく視聴できます。アンテナを設置して見ている場合には、インターネットを介していませんので特段問題はありません。
(2)ケーブルテレビにより地デジなどを視聴している場合
ケーブルテレビによりテレビを見ている場合には従来と変りなくテレビを見ることができます。ケーブルTVを介して地デジやBSを見ることは可能です。
(3)インターネット光回線を利用している場合
フレッツ光の場合には「フレッツTV」や「ひかりTV」があり、アンテナが不要で定額料金を支払うことにより地デジやBSを視聴できます。
この場合にはインターネットを介してテレビを見ているわけで、解約をしてNURO光にすることによりサービスを受けられなくなります。
したがって、テレビ使用のための対策を行う必要があります。
テレビを見るための方法は3つあります。
アンテナを設置する
アンテナは上述のとおり、40,000円〜程度で購入することになります。工事についてはインターネットなどで請負業者がいますので、見積をとって工事をしてもらえればやすい費用で設置することが可能です。
ケーブルテレビを契約する
アンテナは外観が悪い・初期費用が気になる場合は、ケーブルテレビが選択肢に入ります。ケーブルテレビでは多彩なチャンネルを見ることができますので、テレビが好きな人には好適です。
ひかりTV for NUROを契約する
NURO光のテレビサービスである「ひかりTV for NURO」を契約するのもひとつです。視聴したい番組にもよりますが、ケーブルテレビと比べて安価にテレビ環境をつくることも可能です。
いずれにせよ、ひかりTV for NUROが登場したことによって、テレビを観るための選択肢が広がったのは良いことですね。