光回線「光マッハ」。いかにもスピードが早そうな名前の光回線ですが、とはどんなサービスなのでしょうか?NURO光に似ているけど何が違うのでしょうか?
謎多き光マッハについて徹底解説しましたので、ぜひあなたの光回線選びの参考になさってください。
光マッハとは
光マッハは株式会社セット割が運営している下り最大2Gbpsの光回線サービスです。
NURO光のOEM(FVNO)、つまりNURO光を運営するソネット社から回線を借り受けてサービス提供をおこなっています。つまり、NURO光と使っているネット回線はまったく一緒だということですね。
格安スマホで例えると、
- NURO光→docomo
- 光マッハ→LINEモバイルやマイネオなど
というイメージです。LINEモバイルがdocomoのインフラを借りながら、料金や細かいサービスをカスタマイズしてサービスを提供しているのと一緒ですね。
マッハ光とNURO光を徹底比較
ということは、基本的に光マッハのスペックはNURO光と同じです。通信速度、サービス提供エリア、プロバイダ、工事の仕組みなど、すべて一緒です。
ではどこが違うのかというと、料金が若干安い(23円)、キャンペーンの受け取り条件、解約費用といった、インフラのスペック以外の部分になります。
マッハ光とNURO光の比較表
マッハ光とNURO光の違いを比較表にしました。
光マッハ | NURO光 | |
---|---|---|
月額料金 | 4,720円 | 4,743円 |
解約違約金 | 30,000円 | 9,500円 |
工事費 | 実質無料 | 実質無料 |
通信速度 | 最大2Gbps | 最大2Gbps |
プロバイダ | So-net | So-net |
標準サービス | 無線LAN | 無線LAN セキュリティソフト |
キャッシュバック | 45,000円 | 45,000円 |
サービス提供エリア(共通)
サービス提供エリアは光マッハ・NURO光ともに共通です。
- 北海道・東北:北海道
- 関東:東京都/神奈川県/埼玉県/千葉県/茨城県/栃木県/群馬県
- 関西:大阪府/京都府/奈良県/兵庫県/滋賀県
- 東海:愛知県/静岡県/岐阜県/三重県
- 九州:福岡県/佐賀県
光マッハの工事はNURO光と同じ
光マッハの工事の流れはNURO光と同じで、宅内工事・屋外工事の2回の工事があります。
宅内工事
家の中への回線の引き込み作業、ONUの取り付けを行う工事です。NURO光の運営元であるソネットから工事業者が斡旋されてきます。
屋外工事
電柱などから自宅・マンションへの引き込み、外壁などにキャビネットの取り付けを行う工事です。NTTから工事業者が斡旋されてきます。
かかる期間は混雑状況にもよりますが、だいたい1ヶ月〜2ヶ月で開通します。
工事について詳しくはこちらをご覧ください。
光マッハはソフトバンクおうち割も適用
光マッハはNURO光と同じく、ソフトバンクのおうち割の適用が可能です。
おうち割とは、ソフトバンクスマホを利用していると月額料金が1,000円割引になるセット割サービスです。家族にも適用できるので、例えば家族3人がソフトバンクであれば、毎月合計3,000円の割引になります。
非常にオトクな割引なのでNURO光ユーザーの多くが利用していますが、光マッハを使う場合も同じくおすすめできますね。
光マッハはキャンペーンがNURO光より弱い
光マッハとNURO光の最大の違いのひとつであるキャンペーン。正直、光マッハのキャンペーン内容はNURO光より見劣りします。
光マッハのキャンペーン内容
- キャッシュバック45,000円
- 他社回線の解約違約金を負担
のいずれかを選ぶことができます。現在使っている回線の解約金がよほど高くない限り、キャッシュバックがオトクですね。
キャッシュバック85,000円のカラクリ
光マッハの公式サイトでは85,000円の還元がうたわれています。
この内訳は、
- 45,000円がキャッシュバック
- 40,000円が工事費のサポート
となっており、40,000円の工事費サポートはNURO光も基本キャンペーンとして適用されます。つまり、NURO光との差はありません。
NURO光のキャンペーンとの違いはオプション条件
NURO光も同じく45,000円のキャッシュバックを提供するキャンペーンを実施しています。
しかし、NURO光のキャッシュバックは無条件でもらえるのに対して、光マッハは以下のオプション加入が条件になっています。
- NURO光でんわ:月額500円
- キキホショプラス:月額500円
- らくらくバックアップ:月額500円
- いつでもかけつけ365:月額500円
- つながるWi-Fi:月額980円
- ベーシックパック:記載なし
月額料金が3,000円上がるわけでして、非常に効率の悪いオプション条件だといえます。
キャンペーンに関しては、NURO光の圧勝です。
光マッハの解約違約金
もうひとつ、光マッハのデメリットとして挙げられるのが解約違約金の高さです。
NURO光の解約違約金は9,500円なのに対して、光マッハの解約違約金は30,000円です。高いですね!
回線品質が良いので解約するケースは少ないかもしれませんが、回線品質が一緒であれば、解約違約金は安いほうがいいに決まっています。
この点も、光マッハの弱いポイントです。
光マッハユーザーが引っ越しする場合の手続き
光マッハを使用しており、引っ越しをする場合、光マッハを途中解約する必要があります。つまり、解約違約金30,000円の支払いが必要です。
一方、NURO光であれば、引っ越し先にて契約の引き継ぎができます。つまり、解約違約金はかからず、新たな工事費再契約の手間なくNURO光を使い続けることができます。
光マッハを申し込むメリット
では、光マッハのNURO光に対する優位性はなにかというと、「月額料金が23円安い」という点です。年間で276円の節約になります。(逆に、それ以外のメリットは正直見当たりません。)
メリット・デメリットを比較して最適な光回線選びを
以上、光マッハについて解説しました。総合的にはNURO光がリスクなく利用できると個人的には考えますが、それぞれのメリット・デメリットを理解し、最適な光回線選びをなさってくださいね。
NURO光についての詳細はこちらをご覧ください。
NURO光の口コミ評判を徹底検証