超高速インターネットを提供しているCひかりについて解説します。なかなかおしゃれなウェブサイトで使いやすそうなイメージもあるCひかり。

一方で、具体的にどういうサービス内容なのか見えず、怪しいといった評判も散見されます。

そこでCひかりについて、解約金やキャンペーン特典の内容を含めて徹底解剖しましたので、ぜひあなたのネット回線選びにお役立てください。

Cひかりとは

Cひかりは、Cマーケティング株式会社が運営している超高速ブロードバンドです。下り最大2Gbpsの世界最速スペックを持つインターネット回線です。

実はこのCひかり、NURO光のOEMです。ソネットが運営するNURO光のインフラを借り受けて、オリジナルブランドの光回線として提供しています。

つまり、回線のスペックはNURO光と全く変わりません。異なってくるのは、料金やキャンペーン内容、解約条件、オプションなどが中心となります。

Cひかりの料金プラン

Cひかりの料金プランは下記の通りです。

月額基本料金 4,980円(税別)
基本工事費 40,000円
→キャンペーン割引により実質無料
契約事務手数料 3,000円
契約期間 2年間

フレッツ光やau光と比べて、ほぼ同程度の料金となっており、プロバイダーの費用がコミコミであることを考えれば、少し安いと言えるかもしれません。

一方で、回線のスペックはフレッツ光が下り最大1Gbpsであるのに対して、Cひかりは下り最大2Gbpsと有利です。

また契約期間の2年契約は、光回線としてはスタンダードです。

Cひかりのサービス提供エリア

  • 北海道※一部エリアを除く
  • 関東(東京、神奈川、埼玉、千葉、茨城、栃木、群馬)※一部エリアを除く
  • 東海(愛知、静岡、岐阜、三重)※一部エリアを除く
  • 関西(大阪、兵庫、京都、滋賀、奈良)※一部エリアを除く
  • 九州(福岡、佐賀)※一部エリアを除く

NURO光のサービス提供エリアに準じます。

Cひかりの解約金や解約方法

公式サイトで分かりづらいCひかりの解約についても触れておきましょう。

Cひかりの重要事後説明書を見ると分かりますが、Cひかりの解約金は20,000円となっています。

Cひかりのキャンペーン内容

光回線を選ぶ上で、重要となるのがキャンペーンのお得感です。多くの光回線はキャッシュバックを特典として用意しており、それによって実質の月額料金を下げることができます。

Cひかりでは、キャッシュバックは用意していません。そのかわり、他社の光回線を解約するときに発生する違約金を肩代わりしてくれる特典を設けています。

肩代わりしてくれる金額は、最大で50,000円です。通常は解約金は10,000円から20,000円の範囲内だと思いますので、50,000円全額の恩恵を受ける事は難しいと思います。

とは言え、解約金が発生するばかりにネット回線を解約できないケースは多いですから、ありがたい特典だと言えるでしょう。

特典を受け取れるタイミング

違約金の肩代わり金額は、キャッシュバックとして振り込みされます。

開通から8ヶ月後にキャッシュバックに関する書面が届きますので、それを返送することで振り込みが実行されます。

CひかりとNURO光を徹底比較

CひかりはNURO光のOEMですので、回線品質は全く変わりません。そのため、回線を契約するにあたってはNURO光も選択肢に入れたほうがベターです。

その上で、どちらの方が安いかを比較し、有利な方を契約することで、これから数年間の通信費を下げることができます。

CひかりとNURO光を比較すると下記の通りになります。

Cひかり NURO光
最大速度 下り2Gbps / 上り1Gbps 下り2Gbps / 上り1Gbps
月額料金 4,980円 4,743円
契約期間 2年 2年
契約解除料 20,000円 9,500円
キャンペーン 他社回線の違約金を負担(最大50000円) 45,000円キャッシュバック
セキュリティ カスペルスキー(月額500円) カスペルスキー(無料)
無線LAN あり あり
工事費 キャンペーン割引により実質無料 キャンペーン割引により実質無料

月額料金と解約金はNURO光のほうが安くなります。また、NURO光で標準で付いてくるセキュリティソフトのカスペルスキーが、Cひかりでは月額500円の有料オプションとなります。

なにより、キャンペーン内容が変わります。

NURO光は45000円キャッシュバックとなっており、振り込みは開通から2ヶ月です。

一方、Cひかりは他社解約にかかった金額を、開通から8ヶ月以降に振り込みとなります。

基本的にNURO光のほうが有利だと言えるでしょう。

Cひかりの評判・利用メリット

CひかりはNURO光のOEMの中では良心的なサービスと評価できます。

キャンペーンの違約金負担は納得のいくものですし、特典の受け取り時期もギリギリ許容範囲でしょう。

サポート対応についても悪い評判は特に聞きません。

また、売り上げの一部を日本赤十字社に寄付しているといった社会貢献活動もプラス材料です。

Cひかりの悪い評判やデメリット

どうしてもNURO光本家と比較してしまうと、見劣りするというのがもっぱらの口コミ評判です。

  • キャッシュバック特典がNURO光より弱い
  • 解約金が20000円と高い
  • 月額料金が少し高い
  • セキュリティソフトが有償

といったNURO光に対するデメリットが目立つ一方、それを上回るメリットを見出せるかというと、難しいところです。

光回線の契約は慎重に

光回線は同じ回線インフラを、名前を変えていろいろな会社が販売しています。それ自体は自由競争を促進する意味で悪いことではありません。

ただし、私たちユーザーとしてはどこの光回線を選ぶか慎重な判断を求められます。

今回のケースでは、NURO光のほうが、同じ品質の回線をお得に契約できるでしょう。

NURO光の詳細はこちらが参考になります。