光コラボとフレッツ光はなにが違うのかしら。
プロバイダもまとめて支払えることが大きな違いだ。そして料金も安いぞ。解説しよう!
光コラボとは光コラボレーションの略でありNTT東日本の光ファイバー設備を使ったプロバイダが提供するインターネットサービス。
プロバイダと回線がセットになり支払い先が一本化されることで、料金的にもお得になるのがメリットです。
プロバイダ事業者は何百社もあり現在500社以上あると言われています。
光ファイバーを自社で敷設するとなると設備投資がとんでもない金額になる。だが光コラボならフレッツ光の設備を使えるんだな。
光コラボとフレッツ光の違い
契約先が1箇所にまとまった
プロバイダもまとめて契約を一本化するのね。それって何の意味があるのかしら?
インターネット料金がいくらなのか、わかりやすくなるぞ。
契約先がプロバイダのみとなるため、支払い先が1ヶ所になりました。
フレッツ光の場合、NTT東日本とプロバイダー会社で別々の契約が必要でした。これでは支払い先が2ヶ所になります。でも2ヶ所に支払いをすることは大変面倒で管理しにくいですよね。
支払い方法をそれぞれ登録して、プロバイダーオプション料金などが合わさると合計いくら払っているのかわかりづらいものです。
その点、契約先が光コラボ事業者のみであれば、支払い先が1箇所となり合計金額がいくらになるのかシンプルに計算できます。そのため毎月の利用料金が把握しやすくなりました。
auやソフトバンクスマホとのセット割を利用できる
フレッツ光と違い、auやソフトバンクのスマホとのセット割を利用できるのも光コラボの特徴です。
auひかりとauスマホを利用している場合、auスマートバリューというお得なセット割引があります。コラボ光なら、auスマホとセットに出来る事業者があるんですね。
例えばビッグローブ光とSo-net光。auスマホとのauスマートバリューが組むことで、月々1,000円前後の割引を受け取ることができます。
フレッツ光にはこういった柔軟なスマホセット割はないんですね。
光コラボなら格安SIMとのセット割ができる
近年注目されているSIMフリースマホで利用する格安SIMと光コラボのセットもあります。格安SIMと光コラボのセットは通信料金を底値まで下げることが可能になる組み合わせです。
例えばビッグローブ光ならBIGLOBEモバイルとのセット割により毎月300円割引になります。BIGLOBEモバイルのSIMはカウントフリー機能であるエンタメオプションが好調ですし、料金も3大キャリアより割安です。
このように、安くてメリットの高い格安SIMとのセット割を利用できるのは、光コラボならではです。
光コラボとフレッツ光の共通点:光コラボはフレッツ光と同じ光ファイバー
光コラボにすると回線品質は変わるのかしら?
変わらないぞ。光コラボはフレッツ光と同じ回線を使っているんだ。
光コラボレーションとは、
- NTT東日本・NTT西日本が光回線の設備を他社に貸す
- 借り受けたプロバイダが自社の光回線として提供する
というモデルです。
つまり、光コラボはNTTの光回線を利用します。フレッツ光と同じ回線ですね。もちろんモデムやONUなどの機械はNTT東日本のものを使っています。工事業者はNTTが委託している業者になりますのでフレッツ光と変わるものは契約先のみ。
そのため光コラボでは、フレッツ光回線の速度や安定性をそのまま使えます。
フレッツ光から光コラボに乗り換えるなら転用しよう
転用とはNTTで契約をしているフレッツ光を他社の光コラボに切り替えることです。光ファイバーの工事が不要で手軽に契約ができ、ひかり電話もそのまま切り替えることができます。
また、NTTの回線設備をそのまま継続するので、フレッツ光の終了による違約金は発生しません。ただしプロバイダ変更を伴う場合は、プロバイダの違約金が掛かる場合があるので自身で問い合わせをしたり確認が必要です。
光コラボの新規契約には工事が必要
なお、光コラボを新設する場合は、フレッツ光と同じ工事をします。工事業社は地域によってそれぞれですが、基本的にフレッツ光と同じ業社が工事を行います。
そのため安心して光の工事をお願いすることが出来ます。フレッツ光と比較して光コラボはシンプルです。契約や光工事、料金体系、サポートなどが統一されて非常に便利です。
光コラボとその他の光回線との違い
光という名前の回線でもNTT回線と契約をしていない光は光コラボではありません。その他の光回線です。
一例をあげるとauひかりやNURO光、eo光、コミュファ光、UCOM光などはフレッツ光とは別の光ファイバーなので、導入するとなると別途の工事が必要です。
光コラボならではの注意点
光コラボは光ファイバーの終着地です。注意点は光コラボを使っているのに他社の光コラボへ切り替えたい場合は、切り替えが出来ません。
もしどうしてもしたい場合は、一度解約をして新規で光コラボの申し込みをすることになります。
まとめ
フレッツ光の回線を卸売をうけた事業者(プロバイダなど)が、独自の光として販売をするのが光コラボのサービスです。
光コラボはフレッツ光の最終形態でお得な金額やサービスの一本化によってユーザーに多くのメリットが還元されることがおわかりいただけたのではないでしょうか?
今のフレッツ光がもう少し安くならないかな?と思ったら、光コラボを検討してみる価値はありますよ。