光コラボのデメリットを教えていただけるかしら。
ひとつ挙げるなら、ひかり電話を継続できない可能性があることだな。解説しよう!
光コラボのインターネット契約はシンプルな契約です。ユーザーにメリットが沢山ありますが、デメリットもあります。光コラボのデメリットをまず1つあげると、ひかり電話の電話番号を継続できる場合、継続できない場合があることです。
デメリット1:光コラボは電話番号を引き継げない?
電話番号が変わると困るわ。
電話番号を引き継げる場合と、引き継げない場合があるんだ。
自宅で固定電話を利用している方が、最も心配なのは、インターネットを変えると電話番号が変わるんじゃないか?ということです。
ひかりの電話番号が継続できるかどうかは、最初に電話番号を発行した会社によります。どの会社で電話番号を用意したかで決まります。
ひかり電話の番号を引き継ぎ可能な場合
以下の場合は引き継ぎが可能です。
- NTT東日本のアナログ電話→光コラボのひかり電話
- フレッツ光のひかり電話→光コラボのひかり電話
手数料は発生しますがスムーズに電話番号の移行が可能です。現在利用中の電話番号を使うことができます。
ひかり電話の番号を引き継げない場合
面倒なのは光コラボから他社コラボへ移行する場合です。NTTで発行された電話番号であれば、番号を継続して利用できます。
他社で発行された電話番号ですと加入権レンタルになります。光コラボの契約と紐付いていてインターネット契約を解除すると、ひかり電話も解除されます。
電話加入権を持っている場合
- 光コラボのひかり電話
- NTT東日本アナログ戻し
- 他社光コラボのひかり電話
電話加入権を持っていない場合
- 光コラボのひかり電話
- 電話番号廃止
- 他社光コラボのひかり電話を新規番号発行
このように加入権レンタルの場合は電話番号が廃止されます。また加入権を持っている場合は、アナログ戻しを行い同番号の移行が可能です。
解約するタイミングでプロバイダに連絡し、アナログ戻しをしてから新しい光コラボの光工事が始まる、という手順になります。
ポイントは電話番号の加入権という権利を買って持っているか
加入権を持っていればNTTアナログ電話に一旦戻して、再度新しく契約する光コラボのひかり電話に移行します。
プロバイダとNTTに電話をして手続きを進めます。自分で理解していないと説明をするのが大変面倒な手続きです。
加入権を持っていないと、電話番号が変わってしまう。これはデメリットだ。
ここからはその他のデメリットを紹介します。
デメリット2:光コラボからの再転用は不可
工事費がかからないなら気軽に転用できるわね!乗り換えキャンペーンを使い放題だわ。
そうは問屋がおろさない。光コラボから光コラボに転用することは禁じられているぞ。
光コラボから光コラボに転用することはできません。光コラボが光ファイバーの最終形態となるからです。
光コラボから他社の光コラボに切り替えたい場合、解約してから新規申し込みすることになります。例えばフレッツ光から光コラボに転用した回線を、さらに別の光コラボにする場合は転用は行えません。
光コラボからフレッツ光に変えることも不可
光コラボは最終形態となるため、フレッツ光から転用を行って光コラボにしてから、もう一度フレッツ光に戻す事は不可となります。
もしフレッツ光に戻したい場合は光コラボを一度解約してから、フレッツ光に加入しなおす事が必要です。
同様に、フレッツ光を利用していない方が光コラボを新規で契約した回線をフレッツ光にしたい場合も不可となります。
ひんぱんに鞍替えされると、光コラボとしては商売にならないので仕方ない。
まあ、auひかりやNURO光への乗り換えでも解約になるわけでして、本来あるべき姿になるだけ、とも言える。
デメリット3:光コラボにすると光ファイバーの品質が落ちる?
光コラボにするとスピードが落ちるって本当かしら。
光コラボだから落ちる、というよりは自宅や在住エリアの環境によって変わる可能性があるんだ。
光コラボの回線はNTTのフレッツ光と同じ光回線を利用します。そのため回線品質は基本、同等の品質となります。
しかし光コラボへ移行して速度が変わったと聞くことがあります。回線速度はエリアや住宅の環境によって変わるので、必ずしも光コラボにしたからとは限りません。
プロバイダによって多少の差が出る可能性があります。
プロバイダによって速度が変わる?
選ぶプロバイダによって速度が変わる可能性があります。現在フレッツ光を利用していて、光コラボに変えたら速度が遅くなったという話をたまに聞きます。
大手のプロバイダを選んでおけば回線のバックボーンが大きく遅延と防げますので問題はないでしょう。また、IPv6のIPoEに対応しているプロバイダを選べば速度遅延のおそれも少ないはずです。
IPv6とは
以前はインターネットを利用するときにIPv4方式で通信をしていました。近年はより高速な回線で遅延の影響が少ない方式として、IPv6方式を採用しているプロバイダが増えました。
選ぶ際は必ず確認をしましょう。この様に光コラボにすることでインターネット速度の遅延が起きる可能性があるので、よく選んでからの契約をおすすめします。
逆に、IPv6対応プロバイダに乗り換えて速くなることも
いままでのフレッツがIPv4方式だった為、光コラボのIPv6方式になり速くなったという話もあります。
速度に関しては以前よりインターネットはベストエフォートタイプが一般的であるので、実際に回線を引いて利用してみないと回線の速度チェックをすることが出来ません。
大手のプロバイダを選んでおくのがひとまず安心だ。また、スピードはルーターを変えたり、IPv6を使うことで改善できるぞ。
デメリット4:光コラボはスマホセットにすると年契約の縛りが発生する
光コラボのほとんどが2年契約や3年契約となり、自動更新です。途中解約すると解約金が発生します。解約金は光コラボ事業者によって違いますが約10,000円の解約金の場合が多いです。
ただし、最低利用期間がない光コラボ事業者もたまにあります。
ところで、キャリアのスマホと光コラボでセット割引を組むことでお得になります。
しかし、キャリア側がお客様を囲い込むため、2年から3年間の自動更新があります。途中解約すると解約金が1万円前後かかる場合があるので注意が必要です。
光コラボは、事業者によって4年契約のプランもあれば、最低利用期間がないプランもある。
最低利用期間がないから契約したのに、スマホセット割にしたことで長期契約になってしまうと本末転倒。ここは注意しておきたい。
デメリット5:フレッツ光のメンバーズクラブポイントが消滅?
フレッツ光ユーザーでフレッツひかりメンバーズクラブに登録をしている方はポイントが貯まっています。光コラボに切り替えをすることでメンバーズクラブのポイントが消滅してしまいます。
転用前までは利用ができるのでポイントを利用してからの切り替えをおすすめします。メンバーズクラブのポイントをいらないという方は、利用せずに光コラボにするのも良いでしょう。
せっかくだから、ポイントは使い切ってしまおう。
契約先が一本化され、サポート窓口が1ヶ所になる
ちなみに、契約先が1ヶ所となるため、問い合わせやサポートなど全ての問い合わせ先がプロバイダのみとなります。
NTTに問い合わせをしても登録がないので対応してもらえません。
光コラボデメリットまとめ
光コラボにするデメリットは光ファイバーの最終形態であることです。そのため一度光コラボに切り替えると他社に変更しにくいんですね。特に電話番号が絡むと難易度が少し上がります。
ただ多少の手続きを踏めば解決できる内容なので切り替えるメリットが大きければ光コラボから他社の光コラボにした方が良いでしょう。またフレッツ光ユーザーで光コラボに移行する際はメンバーズクラブに加入している方はポイント利用を忘れずに行いましょう。